第48回日本磁気共鳴医学会大会(JSMRM2020)
大会長 佐々木真理
岩手医科大学 医歯薬総合研究所 超高磁場MRI診断・病態研究部門 教授


 第48回日本磁気共鳴医学会大会(JSMRM2020)を2020年9月11日(金)~10月4日(日)にWeb形式にて開催いたします。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)における現地開催とWeb開催を併用したハイブリッド形式を軸に準備を進めてまいりましたが、昨今の感染再拡大の状況を鑑み全面Web形式とさせていただきました。

 本大会のテーマは「磁気共鳴医学の調和と展開」Harmonization and Expansion of Magnetic Resonance in Medicineです。MRIの発展は目覚ましく、以前は思いもかけなかったような新分野への展開が進んでいます。一方で、あまりに多様化した現状に対する均てん化やデータ共有など調和へのニーズも高まっています。一見矛盾するように思われる調和と展開の両立を図り、MRIが真に役立つモダリティとして今後も健全な発展を遂げていけるよう、本大会が広い視野での建設的な議論の場となることを願っています。

 特別講演では、MRIを用いたニューロフィードバックの第一人者でいらっしゃるATR脳情報通信総合研究所 川人光男先生にニューロフィードバックの基礎と臨床応用の最前線についてご講演いただきます。また、特別企画「コホート連携・多施設連携とMRI」をはじめ、シンポジウム9件、教育講演14件、スポンサードセミナー14件などの充実したプログラムを予定しております。これらのセッションは9月11日(金)~13日(日)にウェビナー形式でライブ配信するとともに、後日会期中にオンデマンド配信いたします。一般演題(口演)はオンデマンド動画配信、一般口演(ポスター)はオンデマンドPDF閲覧のかたちで会期中いつでもご覧いただけます。各企業のWeb展示やWeb書籍販売などの豊富なコンテンツも用意いたしました。

 従来と異なる開催形式でご不便をおかけすることもあるかと思いますが、このような状況下だからこそ、より有意義な学術大会となりますよう、多くの皆様の積極的なご参加をお待ちしております。